作品情報
購入場所→DLsite
サークル名→たまごキッチン
著者→桑井とみ
あらすじ→
赤城花怜(あかぎ かれん)は異世界転生してカレン・ブラッドとう公爵令嬢だった。
王妃教育を授けられ、第一王子ユーリ・ホワイトの婚約者にまでなったが
悪役令嬢と忌み嫌われ処刑されてしまう。
王の刃に貫かれ死にゆく中、カレンが最期に見たものは
カレンを見下ろす婚約者ユーリの険しい顔。
自分はユーリから愛されていなかったことを実感し絶望する。
再び目を覚ますとそこは現実世界だった。
そこから5年の月日が経ち、ごく普通の社会人として生きるカレン。
異世界で処刑されたトラウマから、もう恋はしないと決めていたが、
ある日突然目の前に1人の男が現れる。
白宮悠里(シロミヤ ユウリ)。
男はいきなりカレンの唇を奪い「自分はカレンの婚約者だ」と言う。
カレンは男が異世界にいるはずの婚約者である、第一王子ルーク・ホワイトだと気づく。
何故ユーリが現実世界にいるのか、そして何故カレンに執着するのか…
戸惑いながらも、暗い目でカレンを見つめるユーリを拒めず愛されていく。
悪役令嬢亡き後闇落ちした王子からの執着からは逃げられないーーー…!
お気に入り度
ストーリー | ☆☆☆☆☆ |
キャラクター | ☆☆☆☆★ |
いちゃいちゃ | ☆☆☆★★ |
感想【ネタバレ含む】
現代から異世界への転生からのまた転生話
転生してからの、悠里のこれでもかという花怜への執着…本当に好きです。ユーリは転生後の姿が転生前とかなり雰囲気がちがっていましたがどっちの姿もとりあえずかっこいい。
そして、ユーリのカレンとして過ごしていた時とは様子が違う態度に、とまどう花怜に対してぐいぐい遠慮はしない強引な感じがまたいいです。
ストーリーとしては転生令嬢系にありそうな内容なのですが、王道こそ面白い。悠里がなぜカレンに対してそこまで執着しているのかも、ちゃんと描かれていて、流れがちゃんとわかるのでストレスなく読めます。
「おしおき」と称して執拗に抱くシーンもまたよきで…花怜がいき過ぎた快感に幼い抵抗を示すのも萌えました。
あとがきもおもしろくてすべてを楽しめました。